※子供達のお顔は、当日はみんな笑顔いっぱいでしたが、子供達を養護する必要がある為、お顔を公開する事ができません。マーキングの下は、ニコニコした素敵な目だと想像して、ご覧頂けると嬉しいです！
６月１９日日曜日 湘南ドリームプロジェクト２日目
【その７からの続きになります】
子供達は、夕ご飯のあと、夕方のアトラクションも楽しんでから、続々と運営本部前のパレード観覧場所に集まって来ました〜！
”石井さん”が場所取りを担当してくれていましたが、大型のレジャーシートで、大きな場所を取るのがちょっと、ハラハラドキドキ！！！パークのキャストの方が近寄って来て、怒られるのかと思いきや！？
「何名さまいらっしゃるのですか？ここまでは、前に出て敷いて頂いて大丈夫なので、お手伝いしましょうか？と一人で風になびくレジャーシートと悪戦苦闘していた”石井さん”になんともお優しいお声がけが！！！
さすがは夢の国ですね！！！
おかげさまで、パレード開始の１時間以上前には、パレードが目の前を通る特等席を湘南ドリームプロジェクトの観覧席として確保する事ができました！（涙）
「ワンワン！もうすぐ、パレードが始まるんだってさ〜！楽しみだね〜！」
「そうだね〜！どんなパレードなんだろうね〜？」
子供達は、普段はこの時間まで遊園地にいる事があり得ないので、エレクトリカルパレードを見るのは、みんな生まれて初めてなんですって。
私が３０年ほど前に、初めてエレクトリカルパレードを観た時のあの興奮と感動を、今日、子供達も感じてくれたら嬉しいです・・・。
シンデレラ城も美しくライトアップされて、いよいよ雰囲気もクライマックスになって来ましたよ〜。
みんな続々と、運営本部前に集まって来て、子供達もパレードを観覧する準備はバッチリです！！！
目の前のストリートに、人が歩かなくなりました！いよいよ、パレードが始まりそうですね〜！！！
ドキドキ！！！
あ！パレードを先導するキャストの方の姿が見えました！！！
いよいよ、”音と光の共演 東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ”が始まりま〜す！！！
”テッテレー♪テテテテー♪”と、エレクトリカルパレードの音楽が大音量で響き渡ります。
「わー！！！！！！すごーい！！！！！きれい〜〜〜！！！！！！！」
「スッゲーーーーー！！！！！！なんだこれーーーーー！！！！」
エレクトリカルパレードの美しさと大迫力に、子供達は、みんな最初は唖然としていた様子でしたが、次第に手を振り始める子も出て来て、すぐにパレードの光景に引き込まれている様子でした。
「わー！！！！！手を振ってくれてる〜！！！！！わ〜い！！！！！」
子供達はみんな、次第に自然と手を振るようになり、目をキラキラと輝かせながら、パレードを見つめてくれていました・・・。
子供達は途中から、飛び上がって大きく左右に手を振ってくれていました。
「喜んでくれて良かった・・・。この光景を見せてあげたくて、僕たちは湘南ドリームプロジェクトを立ちげたんだ・・・。夢を現実にする事ができて、本当に良かった・・・。」
お互いに離れた場所でパレードを観覧していた、プロジェクトの発起人２人でしたが、その瞬間には自然と目が合い、お互いにうなずきながら、私達はパレードではなく、子供達の姿を、ずっと見つめていました。
この光景を見せてあげられたのも、みなさん一人一人のご支援があったからこそです。
本当にありがとうございます。
パレードの光景は、主に動画で収めて頂いた為、写真はあまり多くありませんが、今日のエレクトリカルパレードは本当に本当に素敵な、生涯忘れる事が無いであろう、心に残るパレードでした・・・。
パレードが終わって、子供達は興奮冷めやらぬ様子！！！（笑）
「すっごい綺麗だったよー！！！」
「スッゲー楽しかった〜〜〜！！！」
今日一番の満面の笑みで、ハイ！ピース！！！！！
「イエーーーーーーイ！！！！！」
「すっっっごかったね〜〜〜！！！！！あ！俺たちも写真とって〜〜〜！！！」
よーし！！！みんなまとめて、ハイ！ピーーーース！！！
「イエーーーーーーーーイ！！！」
「ほんっっっと楽しかった〜〜〜〜〜！！！！！！」
思わず、最後はポーズもガッツポーズに！！！（笑）
お姉さん達も、素敵な時間を過ごせたかな？
最後に記念にシンデレラ城の前でハイ！チーズ！！！
いつの日か、みんなにとっての”素敵な王子様”が迎えに来るよ。きっと。
子供達は、パレードの興奮の余韻が残る中、ワールドバザールを抜けて、ボランティアさんや職員さんと共に、東京ディズニーランドを後にしました。
「バイバーイ！また来るね〜！！！すっごい楽しかった〜〜！！！」
プロジェクトの最後は、朝に開会式をした広場で閉会式を行います。
なごり惜しいけれど、仕方がないね・・・。また、きっとみんなで来ようね！！！
ボランティアの”ヒデキさん”も、子供達との別れを惜しむように、残りの時間を子供達と過ごされていました・・・。
閉会式の前に、子供達で何やら作戦会議？？
みんなの表情が真剣です！（笑）
「イエ〜〜〜〜〜イ！！！楽しかったよ〜〜〜〜！！！！！」
子供達の晴れやかな表情から、この２日間の楽しかった様子が、手に取るように伝わって来ました・・・。
また、きっと来年も、みんなで来ようね！！！
そして、いよいよ最後のイベント。閉会式です。
湘南ドリームプロジェクトのスタッフ２名から、ご挨拶をさせて頂きました。
まずは、”まさやさん”から、「みんな今日は楽しかったかな〜？（子供達一同：楽しかったー！！！）今日はこうして、みんながお泊まりでディズニーランドに行ってみたいという夢が一つ叶いました。夢は、強く想えばきっと叶うからね！！！」と、素敵なお言葉を頂いた後に、
永井から、「僕たちは、今日を迎えるこの日まで、真剣に一生懸命取り組んで来ました。本気で取り組んで来ました。そして、今日ここにいる”オトナ”だけでなく、本当に多くの”オトナ”達が本気でこのプロジェクトを応援してくれました。僕たちは、このプロジェクトを１回だけで終わらせるつもりはありません。来年は、また１からのスタートになってしまうけれど、僕達は、第２回に向けて、また、本気で頑張ります。だから、その日まで、みんなも一生懸命頑張って欲しい。次はみんなでディズニーシーに行こうね！」と、挨拶をさせて頂きました。
そして、いよいよお開きになると思っていた時に、施設長の野際さんから、「実は湘南ドリームプロジェクトの皆さんとボランティアの皆さんに、子供達からプレゼントがあります！」とびっくり発言が！
数人の女の子が私達の前に出て来てくれて、緊張したお顔を浮かべながら、
「今日は本当に楽しかったです。ありがとうございました！」と、可愛らしく、みんなを代表してお礼を述べてくれました・・・。そして、両脇の女の子からも、「これ、受け取ってください。」と大きな封筒を頂きました。
”石井さん”が受け取ってくれたので、中を開けてみると、そこには、子供達からの寄せ書きが・・・。
子供達の前では、私達は涙は見せない様に心がけていましたので、寄せ書きを頂いた瞬間も笑顔でいる様に努めていましたが、”のぶさん”から、寄せ書きを是非見て欲しいと呼んでもらい、実際に手にとった瞬間に、子供達の気持ちがずっしりと詰まっている事が直感的にわかり、子供達に気持ちがしっかり伝わった事を実感すると共に、嬉し涙が堰を切ったように溢れて出してしまいました・・・。涙で文字は一つも見えませんでしたが、内容は手に取るようにわかりました・・・。
希望を与えるつもりで計画したこのプロジェクトですが、最後は、逆に子供達から感動を与えて頂くという、奇跡的なフィナーレを迎える事となりました・・・。
その後、再度、子供達に感謝の言葉を伝え、次回、ディズニーシーで再開する事を約束して、閉会式はお開きとさせて頂きました。
しかし、閉会式が終わっても、ボランティアさんをはじめ、子供達もスタッフも、なかなか帰り道につこうとはしませんでした・・・。
中には、お別れするのが辛く、涙するボランティアさんも多くいらっしゃいましたが、子供達から、「泣く事ないよ！また、いつでも会えるでしょ？大丈夫？」と声をかけてもらい、子供達の逞しさに、心を打たれたとおっしゃっていました。
”そうだよね！また、会えるもんね！”
お迎えの貸切バスの時間が過ぎてしまっていたので、後ろ髪を引かれる思いで、やむなく子供達は帰路につく事に。全員で、大型バスに乗り、子供達は子供の家へと帰って行きました。
この様な形で、おかげさまで、”第一回湘南ドリームプロジェクト”は、大・大・大成功を収める事ができました・・・。
文字や写真では、お伝えしきれない部分が多くあるかと思いますが、この２日間は、きっと、子供達にとって、かけがえのない、大きな何かを掴んだ２日間になった事と思います。
湘南ドリームプロジェクトを立ち上げた当初は、まさか、こんな光景と感動を体感する事になるとは思ってもいませんでしたが、こうして、現実に子供達が最高の笑顔を見せてくれ、瞳を輝かせてくれた事は、今後の活動の大きな糧となりました。
また、こうした活動を行えたのも、私達の活動を応援して頂けた多くの”オトナ”達のおかげです。
本当に、ご支援頂きありがとうございました。
こうして、”湘南ドリームプロジェクト２０２１”は幕を閉じました。
第二回湘南ドリームプロジェクトは、２０２３年２月下旬又は３月初旬を計画しておりますので、
私達は、今秋より再び立ち上がり、”夢の続き”にチャレンジして行こうと思っております。
第二回以降の、”夢の続き”もまた、皆様にご支援頂けると嬉しいです。
最後に、子供達からの寄せ書きを、皆様にもご紹介させて頂き、今回の活動報告を終えたいと思います。
閉会式後に施設長さんから聞きましたが、この寄せ書きは、職員さんのアイデアではなく、子供達から自発的に申し出てくれた事だったそうです。
子供達から、たくさんの”ありがとう”を書いてもらいましたが、”こちらこそ、本当にありがとう”と、ミライある子供達に伝えたいと思います。
”みんなありがとう。また、来年ここに来ようね。約束だよ。”
【TDLご招待のご報告 あとがき：お手紙】はこちらです。
